3月1日 スーツを着よう!自分らしくなくても!!
芦屋のリサイクルショップARTEです。
最近のトルソーはこんな感じ。
上の組み合わせはゆうこりん作。
このワンピースはすでに売れてしまいました。
ニットチュニックも続々値下げ中。
お着替えさせて入卒スーツ。
入卒スーツに着替えさせたのは
入卒用のジャケットを探しにきてくれたお客さんがいたからです。
探しているうちに、
でも、面倒だなぁ。
もう、持ってる服でいいかなぁ。
ジャケットないけど、カーディガンでいいよねぇ。
というようなことを言っていたので、
勇気をだして、それは駄目だと言ってみました。
彼女はすごく自分というものをしっかりと持っている素敵な人です。
スーツなんて、自分らしくないし、
このときしか着ないし、別に周りの人と格好が違っても気にしないし。
という感じでした。
自分はよくても、子供はどうかはわからない。
自分と子供はよくても、他のお母さんたちにとってもハレの日だから。
特別な日の演出をして欲しい、と言いました。
アルテで買わなくてもいいから、
それらしい格好をして欲しい、と。
「普通の格好で入学式にきたら、いやですか?」
と、きかれたので、
「私だったら、イヤです。非常識な人だと思います。」
と、率直に答えてみたら、
彼女はびっくりしていたようでした。
あぁ、そういう人もいるんだぁって。
自分は気にしないから、そういう人がいるって思わなかったって。
お葬式に
この格好が私らしいから、と、ジーンズで来る人がきたら
イヤだと思う人がいると思う、それと一緒だ、と言ったら納得してくれました。
彼女はとても素直な人で
彼女らしくはない入学式用のスーツを買っていってくれました。
言ってよかった、とつくづく思いました。
お客さんにこういうことを言うのは
実はとても勇気が要ります。
お客さんに嫌われたくないし、
全部そうですね、って言ってるほうが楽なんだもん。
でも、彼女みたいに誠意を汲み取ってくれる人がいる。
だから、誠実なお商売をしなければ、と思います。
そうだ、松下幸之助さんが言ってました。
客の欲しがるものを売るな、
客のためになるものを売れ、って。
アルテはそういうお店でありたいと思います。
そして、それを理解してくれるお客さんたちに
支えられて今日も営業ができています。
みなさん、本当にありがとうございます。
と、いうわけで今日のお客様。
ネパールからの二人組。
赤いカーディガン、ご購入いただきました。
日本にきて3年ですって。
全然言葉は通じないけれど、
なんだか仲良くしていただいています。
この子はこないだ来てくれたベトナムの女の子のお友達。
可愛い笑顔です。
なんだか外国人率多いなぁ。
ま、日本人が写真撮られるのを嫌がるっていうのもあるのですが。
昨日も素敵な日本人女性が被災地応援のタワシを3つ
買っていってくれましたよ~。
写真撮っていいですか?ときいたら、
また今度~と。
まだ今度、というのは、日本人の間だと、NOという意味。
日本人だと、わかるんだけど、
日本語って、難しいよね(笑)
日本語学校ではそんなことまで教えてくれないものね。
こちらの常連さんは写真OKの日本人。
格好よく、大型バイクとか乗っちゃう彼女ですが
今日は自分らしくないスカート探しにきてくれました。
友人の結婚式のお手伝いをするそうです。
おめでとうございます!
お客さんたちで、チーズ。
明日もみなさんにいい日になりますように。
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