7月20日 お花の話
芦屋のリサイクルショップARTEです
今日もすごく暑い日でした。
昨日よりも暑いみたいで
あーきっと今日もヒマなんだろうな、
と思っていましたが常連さんたちが来てくれて
思いがけず忙しい日になりました。
みなさん、ありがとうございます。
暑さのあまりか、
お店の前で気分が悪くなったみたいで
座り込んでいるおばあちゃまがいました。
店内で休んでいかれないですか?
と声をおかけして少し休憩。
座って、水分補給をしたら
元気を取り戻されたようです。
よかった。
世間話をしながら
どうもカウンターのお花が気になっていらっしゃるようです
3日前に15周年のお祝いに
お友達からもらった生花です
みなさん、生花があると喜んでくれて
触っていかれます。
昨日の状態です
今日はこれよりももうちょっとしょんぼりしていました。
が、今日のおばあちゃまが
さりげなーく、手をいれたら
急にお花がイキイキしてきました
え?
と、思ったら小原流の生け花をされていたそうで
有馬温泉の老舗旅館で27年もお花を活けるお仕事をされていたそうです
わお!
私がお店に置いておくのより
きっと彼女の手元においておいたほうが
お花たちは長生きさせてもらえるはず!!!
私はもう十分楽しませてもらったし、
お花たちのためにはそのほうがいい。
と、提案させていただきましたが
断られてしまいました。
私はもうお花触りたくないのよ、と冗談ぽく言いながら
ここに置いてたくさんの人たちに見てもらうほうが
お花は幸せだから、と。
私に詳しくお花の手入れ方法を教えてくれました。
長持ちさせる方法も。
2倍は長持ちするわよ、と。
おばあちゃまが引退してから
代わりの人がきても
誰も今までほどお花を長持ちさせられないことを
誇らしげにお話されて
お花を長持ちさせるための
とっておきの企業秘密も教えてもらいました!
生け花なんて、
お嬢様のすることで
育ちの悪い私には縁のないこと、と思っていましたが
お話をきけばきくほど、奥が深くて
なによりも、一瞬で目の前でお花を元気にしてしまったことに
本当に感動しました。
すごいなぁ。
そんなつもりでお声をかけたわけじゃなかったけれど
私があげた一杯のお茶と一個の飴よりも
ずっとずっとずっといいものを
私は受け取りました。
(さらに、お洋服も買っていただきました)
きっと人生ってそんなものなんだろうと思います。
オマケ:
そして帰り際に、こういうのも同じようにお世話してあげてね、
と声をかけてくれたこれら。
実は今日入荷したての造花です
すっごくよくできています
お花の先生だって、生花かと思うほどの出来栄えです
エミリオ・ロバというデザインナーさんの作品で
造花といっても百貨店などで売られている高級ラインです。
是非、実物を見にきてくださいね
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