4月4日 チョコレート効果

芦屋のリサイクルショップＡＲＴＥです。

今日は疲れました。
昨日来てくれてたお客さんの様子が
ちょっと心配な感じだったので
朝から市役所へ。

ご高齢でお一人暮らしなのです。
ちょっと、大丈夫かな？という感じ。
これは、見守ってくれる人がいたほうがいいんじゃない？

ご家族とも疎遠みたいだし、
お友達とも疎遠みたいだし。

と、いうことで市役所に相談に行きました。
お役所らしく、あちこちたらいまわしにされました。

その結果、別の関係機関の担当だということで
自転車で地域の担当者さんのところまで
市内サイクリング。
結構遠い。

いいんです。
こうなることはわかってました。

たらいまわされて、
結果、最後に紹介してもらったところで
わかってもらえる人に引き継ぎをお願いして
ちゃんと見守ってもらえることになってちょっと安心。

なんか疲れたし
アタシ、忙しいんだけどな。

なんでこんなことしているんだろう

家族でもないし、ときどき、お買い物にきてくれるお客さん。
ぼんやりと苗字と住んでる地域知ってるくらいの間柄。

別にアタシがすることじゃないような気がするし
別にアタシがすることじゃないと思うけど

でも、
この人、昔アタシにチョコレートくれたんだよ。

仕事帰りに初めてお店に寄ってくれたときに
鞄の中から自分の大好きなチョコレートを
アタシにわけてくれた。
仕事帰りに疲れたと思ったら
これを食べるのよ、って。

昨日はちょっと変だなと思ったけど
アタシには何もできないから、と
思ってました。

できることといえば、おやつをわけてあげることくらい。

帰り際にチョコレート好きでしたよね？
って、アタシがほかのお客さんにもらったチョコレートをわけてあげたら
とても喜んでました。

自宅に帰ってからも気になって
いろいろ調べて、明日朝イチで市役所に相談に行こうときめて
今朝はたらいまわし。

いいんです、チョコレートくれたんだもの。

きっと、このお客さん、もうすぐ会えなくなるでしょう。

アタシのことも忘れてしまうだろうし
アルテのことも忘れてしまうことでしょう。
みんな忘れてしまう病気。

それを思うと、泣けちゃう。
アタシはチョコレートもらったこと忘れないからね。
お役所の人に告げ口したりしてごめんね。

そんなことを思って
今日のブログを書こうとしていたら、
今日最後のお客さんがやってきて、
やっぱりチョコレートくれました。

チョコレート。
アタシの一日を知っていたわけでもないのに
今日の終わりにもらったのはやっぱりチョコレート。

チョコレートどうもありがとう。

人は、優しくしてもらったことをちゃんと覚えていて
ずっとずっとずっとあとで、
それは自分自身に返ってくるのだと思います。

さぁ、明日も頑張ろう。
みなさんも明日も良い日になりますように。