2018年6月29日金曜日

6月29日 雨の日

芦屋のリサイクルショップARTEです。

今日は朝、公園でいつもようの読書をしていたら
突然の大雨にやられました。



屋根のあるベンチに足止めされたのは
私ともう一人ジョギング中の男性。

狭いスペースで気まずい沈黙。

こういうとき、世間話もしないっていうのは
日本特有なんだろうなぁ・・・。

と思いました。

そのまま無言のまま、私が先に
小雨になったから、お家に帰ることにしました。
家にビニール傘でもあれば
もっていってあげようかな・・・と思ったのですが
ビニール傘がなかったので
ちょっと心に残るものがあったけど
そのままにしました。

時々、お店の軒先で雨宿りしている人がいて
ビニールを貸そうとしても
いらない、という人があまりにも多いのもちょっと影響していたかもしれません。

どうしてだかわからないけれど
人に傘を借りるよりは濡れるほうがいい人が多いみたい。
なんでかな?
返さなくっていいよ、といっても
受け取らない人が結構多いです。

そんなときはちょっと悲しい。
まぁ、いいけど。

今日は久々にインドネシアからの
お客さんが再来してくれました。
黒人の背の高い男性です。

前回も奥さんとお嬢さんに服を買っていってくれました

彼がお嬢さんにいいかも!と
気に入ってくれたバナリパの素敵なスカートは
サイズ0.



大人の小さめサイズだけど
子供がはいたら、どうなのかしら?
子供のサイズはよくわかんない。

ちょっと大きいかもしれないけど
来年か再来年か、そのうちはけるようになるんじゃね?
と、アタシは適当なことをいって
彼は苦笑いしています。

そんなときに
お店の外を自転車で通りがかった女の子がいて
ちょうどあの子くらいのサイズなんだよ、
という話になりました。

女の子が信号で自転車を止めたので
アタシは勇気をもって話しかけてみることにしました。

「すみません、ちょっと教えてほしいのですが
お店のお客さんがお嬢さんにスカートを見立ててるんだけど
あなたくらいのサイズなんだって。
あなたはこのスカートのサイズ、自分には大きすぎると思う?」

と、きいたら、

「私のサイズは140だけど
このスカートが大きいかどうかはわからない、」と
聡明な受け答えをしてくれました。

もしよかったら、このスカートをはいて
お客さんに大きさを見せてあげてくれないかしら?
と、お願いしてみたら
少し悩んだけれどOKしてくれました。

お店の中に女の子を招いて男性に紹介。
「コンニチハ How old are you?」
「テン!」
とはにかみながらも上手に英語で答えてくれました。

男性のお嬢さんも10歳だということで彼は大喜び。

通りがかりのお嬢さんは
スカートをはいてモデルになってくれて
サイズはなんとぴったり!
やや大きいけれど、待たなくてもすぐはけそうな感じでした。

サンキューとお礼を言って
彼とリトルレディは握手をして別れました。

私は見ていて、とっても心温まりました。

今の日本では一人でいる10歳の女の子に声をかけたり、
お店に招いたりしたら、不審者だと言われて通報されてしまいます。

女の子も知らない人についていってはいけないことくらいは
知っていたでしょうけれど、私のお願い事を聞いてくれました。
彼は紳士だけれど、体の大きな黒人さんは
彼女にとっては怖かったかもしれません。

どうもありがとう。
おかげですごくいい雰囲気です。

でも、悪い大人に気をつけてね。
あなたはとても可愛いから。

今、日本の学校では
知らない人に道をきかれたら、逃げるように教えているそうです。
子供たちは安全で無事でいてほしいけれど
そんなふうに教えるのもなぁ・・・・
と、複雑な気持ちです。

ちなみに私の卒業した女子高では
生物の時間に男性教師が
コンドームの使い方を教えていました。

あれは先生の善意だったのか
先生が変態だったのかはいまだによくわかりません。

判断できないことはたくさんあります。
ワールドカップに興味はないけれど
昨日の試合には興味深いものがある。

昨日のポーランド戦の戦い方はあれでよかったのかな・・・・
格好悪い、とも思うけれど
でも結果が大切なのだから、とも思う。

何が良いことなのか
何が正しいことなのか
わかりにくい世の中で生きていく子供たちは大変です。
そして私たちも大変です。

インドネシア人の彼が、
これが僕のワイフとドーターだよ、って見せてくれたのは白人さん。

え?とびっくりしてなんてコメントしたらいいのかわからない私や
黒人さんだから女の子が怖がるかな?と心配する私にも
普段は意識していない差別的な何かがあるのかな?と思ったりもします。

今度3人目の子供が生まれるんだよ!と自慢する彼が
私に子供がいないことを知ると
(なんて気の毒に!不幸な日本人!!!)と顔に書いてあるけれど
「子供だけが幸せじゃないさ!」って言ってくれる。

人それぞれに価値観とか常識とか違っていて
本当にもう、混沌としています。

そんな混沌とした世界で
それぞれ別の価値観を持った人たちが
接点を持つときには
それが幸せなもので心温まるものであったらいいな、と思います。

大雨でヒマだから、長文書いちゃった。
読んでくれた人たち、ありがとう。



明日は晴れますように。
そしてあなたが幸せでありますように。





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